ペルペル北斗七星

早い!安い!まずい天体写真を目指して修行中。

(フィルタ対決)馬頭星雲HEUIB-2 x LPR-N

乙女高原星空観望会の続きです。

実は、最近HEUIB-2フィルターが
値下がりしたので、
指がピクピクしてたんです。。。

理性は今HEUIB-2が必要か?
と言ってましたが。。。
気がついたら指が勝手に
ポチッとしておりました。(´-`)

で、せっかく届いたので
HEUIB-2の実力を検証すべく
赤い星雲を狙って
乙女高原に出撃となりました。

現地に着くと、
SCWでは夜半過ぎから快晴
の予報にもかかわらず、
乙女高原は雲がもくもく。。。

雲間に見え隠れする
オリオン座を辛抱強く狙って、
やっと何ショットか撮れました。

まず、今回HEUIB-2(48mm)で
撮影した馬頭星雲

2インチスリーブに取り付ける
48mmフィルターは
ゴーストが出ませんね。
ただ、
AC4クローズアップレンズで
作ったコマコレと天体改造で
換装されたクリアフィルターの
ゴーストらしきものが
僅かに見えます。

2018/11/11(日) 1:30頃
撮影地 乙女高原近くの金峰山荘キャンプ場
気温4℃
鏡筒 BKP130(D130mm/FL650/F5)
コマコレ(クローズアップレンズAC4)
合成FL533mm/F4.1
カメラ Canon EOS Kiss X7i
(クリアフィルター改造)
フィルター HEUIB-2(48mm)
赤道儀 AdvancedVX
ガイド鏡 D60mm/FL240mm/F4
ガイドカメラ QHY5L-2C
ステラショット1.5g
iso3200×120s×6枚を
ステライメージ7で
コンポジット、フラット補正
ゴニョゴニョ


次に去年LPR-N(キャノンEOS用)で撮った
馬頭星雲

カメラに内蔵するタイプのフィルターは
明るい星があると盛大にゴーストが
出ています。
カメラレンズならゴーストは
目立たないのですが。。。

2017/11/25 0:30頃
撮影地 乙女高原近くの金峰山荘キャンプ場
気温4℃
鏡筒 BKP130(D130mm/FL650/F5)
コマコレ(クローズアップレンズAC4)
合成FL533mm/F4.1
カメラ Canon EOS Kiss X7i
(クリアフィルター改造)
フィルター LPR-N(キャノンEOS用)
赤道儀 AdvancedVX
ガイド鏡 D60mm/FL240mm/F4
ガイドカメラ QHY5L-2C
ステラショット1.5c
iso3200×240s×6枚を
ステライメージ7でコンポジット
(フラット補正なし)
ゴニョゴニョ


LPR-Nは光害カットフィルターなので
色々とカットしている関係で
HEUIB-2の倍くらいの露出時間が必要です。

HEUIB-2は、
撮って出しのオリジナルの発色もいいし、
カラーバランスはHEUIB-2のほうが
整っているので
HEUIB-2のほうが後処理が楽です♪

ということで、
LPR-NのEOS用は、カメラレンズ用。
直焦点はHEUIB-2(48mm)ということで
決まりかも。

追伸

今回の観望会は、
写真撮影には厳しい天気でしたが、
乙女高原星空観望会の40cm主砲
(会長のドブです)で
色々と見せていただきました。


眼視もいいもんです。
写真のように綺麗な
色付きではないですが、、、
眼視のオリオン大星雲は圧巻でした。

馬頭星雲が微かに見えると誘われて、
覗いてみましたが、
私の乱視では、
わかりませんでした。(トホホ)

改めてカメラの感度の凄さを実感します。

ちなみにこちらは、
馬頭星雲を撮った機材です。

例によって、
100均の黒のフェルト布や腹巻を巻いて、
フードは100均のゴミ箱を
ちょん切って作りました。
ゴミ箱の底の部分は、
主鏡の迷光防止のフタとして、
はめ込んで100均の帽子を被せています。
これで、結露知らずです♪

もはやBKP130だとは分からないですね(笑)