ペルペル北斗七星

早い!安い!まずい天体写真を目指して修行中。

(定番) 少し早いですがM27

3/8の続きです。

夏のM27
ぼぉーとしていたら、薄明が近づいてきたので
60sで速撮りです。

f:id:pelpel0220:20190316164110j:plain

2019/3/9 4:00頃
朝霧アリーナ
鏡筒 BKP130(D130mm/FL650mm/F5)
コマコレ MPCC-MarkⅢ
赤道儀 AdvancedVX
ガイド QHYミニガイドスコープ(D30mm/FL130mm) QHY5L-ⅡC
ステラショット1.5g
カメラ CanonEOS X7i (クリア改造)
フィルター HEUIB-Ⅱ
iso1600×60s×8枚
ステライメージでコンポジット
Photoshop/LightroomCCでゴニョゴニョ
中心部をクリッピング

(定番) 銀河シーズンM51

もうすぐ、春分
銀河シーズンになりました。

ここのところ週末が晴れないサイクルが続きましたが
久しぶりの快晴でした♪

で、定番のM51(子持ち星雲)


2019/3/9 0:00頃
鏡筒 BKP130(D130mm/FL650mm/F5)
コマコレ MPCC-MarkⅢ
赤道儀 AdvancedVX
ガイド QHYミニガイドスコープ(D30mm/FL130mm) QHY5L-ⅡC
ステラショット1.5g
カメラ CanonEOS X7i (クリア改造)
フィルター HEUIB-Ⅱ
iso1600×120s×16枚
ステライメージでコンポジット
Photoshop/LightroomCCでゴニョゴニョ
中心部をクリッピング


(高精度極軸) SharpCapポーラアライメント

先日ポチッたミニガイドスコープで極軸合わせをしてみました。

で、感想ですが。。。

赤道儀の微動をどんなに微調整しても、ピッタリ合わせることができないほどの精度。
それくらい、精密に天の北極を認識するということです。

緯度による北極星の浮き上がりも考慮しています。



場所は、朝霧アリーナ
使ったソフトは SharpCap。  惑星撮影で使うキャプチャソフトです。
有料版のSharpCapProには、極軸合わせのポーラーアライメント機能が付いています。

手持ちのQHY5L-2Cは、サポートされていますが今まで使っていたガイド鏡は240mmです。
推奨の焦点距離は200mm以下となっているので、ポチッたFL130mmのミニガイドスコープで試してみます。

QHYのミニガイドスコープの星像ですが、シャープです。
星が点になっている。。。

今まで使ってきたガイド鏡は、星像がグッピーだらけだったので
すこし、感動しました。(笑)
不思議とグッピーでもガイドは出来ていたんです。

このソフトは、ポーラーマスターと同じような原理で極軸を合わせを支援するソフトです。
1年のライセンス料が約1,500円くらい。

ガイド鏡を北極星に向けてからキャプチャした、最初の画像と、鏡筒を赤経方向に90度回転させた画像で
天の北極と赤道儀が向いている極軸を特定します。
ただし、制約条件があります。
星図とのマッチング範囲が狭いので、極軸望遠鏡などで粗々北極星を導入しておく必要があります。
キャプチャ画面に北極星が写っていれば大丈夫。

SharpCapを起動して、QHY5L-2Cに接続し、ポーラーアライメントを選択するとこんな感じ。

minimum star widthを4に設定します。
これが1のままだと、ダークノイズが星と認識されて、
星の認識がうまくいきません。

緑色のNEXTボタンをクリックします。

赤経方向に90°赤道儀を回転させます。

北極星が認識されました。


しばらく、何やら計算している様子。。。
しばし待ちます。

↑のRX Axisの×が赤道儀が向いている極軸で
+が実際の天の北極点です。
北極星を矢印の方向に動かせっ という矢印が黄色で表示されています。
現在のずれは
Polar Align Error  00°08' 27" [Fair]
キャプチャソフトなので、リアルタイムに画面が更新されていきます。

赤道儀の上下微動と左右の微動を動かして、×が重なるように調整します。

Polar Align Error  00°03' 41" [Fair]
この場合は、あと少し、左下に3分41秒ずらせばいいようです。

さらに赤道儀の上下微動と左右の微動を動かして、×が重なるように調整します。

Polar Align Error  00°00' 39" [Good]
これ以上は、どうやっても、追い込めませんでした。ふぅ

で、実際にガイドした結果がこれ。

緑色の赤緯は、安定しています♪

最後に。。。
ミニガイドスコープ(D30mm/FL130mm)ですが、
BKP130(D130mm/FL650MM)とAdvancedVXの組み合わせでは
ガイドの許容ピクセルを1pxにすると
ステラショットの縦スケール上0.25px以内に押さえる必要があります。

ガイドは安定はしていましたが
ステラショットのディザリングガイド撮影は、うまくいきませんでした。。。

↓ディザリング時のキャプチャです。

ディザリングがうまくいかない理由。

理由1.
ステラショットのテザリングピクセル数を3にした場合、
撮影カメラの3ピクセルではなく、ガイドカメラの3ピクセル分動くようです。
今回の機材ではガイドカメラの1ピクセルは撮影カメラの3~4ピクセルに相当します。

理由2.
ステラショットのオートガイド設定のパルス発生しきい値を1ピクセルにすると
ディザリングガイドの撮影開始が撮影カメラの1ピクセルではなく
ガイドカメラの1ピクセル以内になると撮影を開始してしまうようです。
しかしガイドカメラのしきい値に換算すると1ピクセルは0.25ピクセルです。
このため、ディザリング撮影では星が流れます。

近いうちに、問い合わせてみようと思います。


(ポチっと) ミニガイドスコープ

気になっていた、ミニガイドスコープを購入しました。
口径30mm 焦点距離130mm F4.3

これを使って、極軸を合わせることができます。
こんなので、ホントにガイドできるんでしょうか。。。
極軸合わせの方法は、次の記事で。

購入したのは、QHY ミニ ガイドスコープ


開封するとこんな感じ♪


QHY5L-2Cと並べてみます。


ガイドカメラの取り付けは、ねじ込み式です。




筒先の蓋もネジ込み式




リングを外して、こんな感じです。



(光害カット) ASTRO LPR Type-1 フィルター

週末、ASTRO LPR Type-1 フィルターをポチりました。
異様に安かったんで心配したんですが、ポチった翌々日に届きました。

それが、送料合わせて5,190円
ケンコーの直営店で14,194円(アウトレットで7,097円)するものです。



で、最近話題のQuad-BPと以前から使っているLPR-Nの透過特性グラフを比べてみました。


Type-1はQuad-BP程ではないにしろ、なかなかナローバンドっぽいではないですか。
光害には効果ありそうです。

ちなみに、紫って、青と赤を混ぜた色ですが、ならば青と赤の波長の間の色ではないのか?
と不思議に思って調べてみたら。。。
人の目は青、緑、赤に反応する細胞で色を識別するらしいのですが
赤に反応する細胞は紫にも反応するようになっていて
紫の光に対して青と赤の細胞が反応して紫と認識するんだそうです。

カメラの素子の前についているRGBのフィルターもおんなじ原理のフィルターなんでしょうか。。。

だとすると、
市販のカメラを使って、アクロマートでRGB別々にピントを合わせて撮って、
後から合成してアポクロマートのように色収差のない
写真を仕上げる方法にはひと工夫必要な気がします。

赤だけは赤の波長のみ通すフィルターで撮影しないと
紫が混じってしまうので、
ピントが合わないことになるような気がします。

それにしても、3月最初の週末も天気悪そうです。晴れたえ~~~\(~o~)/

(光条改善策) BKP130

今夜は、久しぶりの晴れですが、
満月期なのでBKP130の光条改善策を。。。

まず、爪隠しです。
ダイソーで買った下敷きをくり抜きます。
黒い下敷きがなかったので、マーカーペンで黒く塗りました。


で、取付け。爪も隠れていい感じ♪


次にスパイダーを直交させます。
PowerPointで⨁十字を印刷して、スパイダーの上に載せます。
主鏡は外してあるので、下からライトで照らしています。



こんなもんでしょうか。

こうみると、スパイダーの根元やドローチューブも気になってきます。。。
斜鏡の長軸が斜めになっているように見えるのは
きっと気のせいです(笑)。
斜鏡の影は下から照らすライトの位置で変わるようです。

あとは、次の遠征に期待てす。

(ノイズ比較) 20℃ × 3.5℃

昨日のダーク画像の続きです。

昨日撮った室温20℃のダークと外気3.5℃の比較をしてみました。
気温が低いと、ほとんどノイズが目立たなくなりました。

ノイズは
iso6400×60s > iso3200×120s > iso1600×240s > iso800×480s
ということで、iso800×480sが最もノイズが小さい結果になりました。

気温20℃ iso3200×120s×増感+1  (ライブビュー撮影オフ)


気温3.5℃ iso3200×120s×増感+1  (ライブビュー撮影オフ)


気温が低いと、ノイズが見えません。

真っ黒でよくわからないので増感+5にしてみます。
気温3.5℃ iso3200×120s×増感+5  (ライブビュー撮影オフ)


で、
iso6400×60s
iso3200×120s
iso1600×240s
iso800×480s
で比較してみます。増感Photoshopの最高値の+5にしました。
気温3.5℃ iso800×480s  (ライブビュー撮影オフ)


気温3.5℃ iso1600×240s  (ライブビュー撮影オフ)


気温3.5℃ iso3200×120s  (ライブビュー撮影オフ)


気温3.5℃ iso6400×60s  (ライブビュー撮影オフ)


※色ムラも出ているので、増感するなら、ダークを引いたほうがよさそうです。