ペルペル北斗七星

早い!安い!まずい天体写真を目指して修行中。

(#2検証VR3X-2) 無改造でHαな写真を撮りたい

2018/12/07
久しぶりの有休消化で乙女高原に出撃しました。

で、天気ですが
12/7は微妙。12/8は少しはましな天気。
今シーズンは例年より、偏西風が北に偏っているせいか
冬でもすっきり晴れてくれません。

D5200(無改造)+VR3X-Ⅱで撮ったM42をゴニョゴニョした結果がこれ。


iso6400×120sだと露出不足でした。
M42の上に三日月形のゴーストが出ています。
iso6400×120s×6枚をダーク、フラット処理

で、撮っただしの比較です。

VR3X-Ⅱで撮影したM42 (撮って出しjpg。無加工)

左下にD5200の熱被りがあります。
少し赤っぽいですが、確かに効果はありそうです。
iso6400×120s

フィルターなし (撮って出しjpg。無加工)

iso6400×60s


VR3X-Ⅱ+HEUIB-Ⅱ (撮って出しjpg。無加工)

フィルター2枚だと、ゴーストが出ます。(残念)
iso6400×120s

共通データ
2018/12/07 21:00-22:00頃(気温0℃)
乙女高原 金峰山
鏡筒 BKP130(D130mm/FL650mm/F5)
コマコレ MPCC-MarkⅢ
赤道儀 AdvancedVX
オートガイド D60mm/FL240mm/F4 QHY5L-2C
ステラショット1.5g
カメラ NikonD5200(無改造)





(検証VR3X-2) 無改造でHαな写真を撮りたい

本日は、快晴♪ですが、月が煌々と照らしています。
で、先日、ポチったVR3X-2でテスト撮影してみました。

無改造カメラにVR3X-2とHEUIB-2フィルターを着けて撮ったM42jpeg撮って出しの写真をLightroomCCでゴニョゴニョした写真がコレ。


Iso400×30s 無改造


HPで
『「逆転の発想?」から生まれたVR3X-IIフィルター
未改造のカメラを使用してHαまでを撮影する目的で製作しました。』
という謳い文句のフィルターです。

ターゲットは、カルフォルニア星雲。。。
無改造D5200でフィルターなしiso3200×30s

  (@_@)
これでは、カルフォルニア星雲は、ムリですね~。
満月の空 + 光害? 明るすぎです。。。
八王子の空明るすぎoTL

ならば、M42。(高度が低いですが)
isoも3200→400に下げます。

iso400×30s 無改造(JPEG撮って出し)
ホッ。何とか写りました。

次に、VR3X-2フィルターを着けてみます。

iso400×30s 無改造 + VR3X-2フィルター (JPEG撮って出し)
Hαな星雲が気持ち浮き出ています。
でも、赤被りがアリマス。。。

ならば、さらにHEUIB-2を。

iso400×30s 無改造 + VR3X-2フィルター + HEUIB-2フィルター (JPEG撮って出し)
今度は、カラーバランスもいい感じ♪
フィルターなしに比べると、全体に暗くなっていますが、これは想定内。

今度は、露出時間を倍の60sにしてみます。

iso400×60s 無改造 + VR3X-2フィルター + HEUIB-2フィルター (JPEG撮って出し)
これでも、フィルターなしより暗いです。
ということは、想定通り3倍~4倍の露出時間が必要ということになります。

共通データ
鏡筒 BKP130(D130mm/FL650mm/F5)
コマコレ MPCC-MarkⅢ
赤道儀 AdvancedVX
ガイド鏡 D60mm/FL240mm/F4
オートガイド QHY5L-2C ステラショット1.5g
カメラ Nikon D5200(無改造)

とりあえず、今夜はここまで。
次回は、月も光害もないところで撮影です。






(VR3X-2) 無改造カメラでHαな写真を撮りたい

先日、ノーマル(無改造)のカメラでもHαを写せるという、光映舎のVR3X-2フィルターをポチってしまいました(^^♪

ノーマルカメラでもHαは25%は通すらしいので、Hα以外の波長の透過率を25%にして相対的にHαを映るようにするというフィルターだそうです。ただし、通常の4倍の露出または、iso感度にする必要があります。
さぁどうでしようか。。。
改造カメラで使用すると、さらにHαが強調されるということなので、それも確認です。


光映舎のボールペンが同梱されていました。(なんかうれしいです♪)

手持ちのNikon D5200で試してみたかったのですが、土曜日の夜の天気予報が微妙なので、12月までお預けです。


(雲間の) バラ星雲

11/10の乙女高原星空観望会。
天候不良は、以前お伝えしているとおりですが
バラ星雲も狙っておりました。

残念ながら、撮影開始後、5分ほどで雲に阻まれて、満足に取れたのは3枚ほどで残りは薄っすら写る程度。

処理するか迷ったんですが、一応記録として残すことにしました。
NGC2237(バラ星雲)


2018/11/11(日) 1:50頃
撮影地 乙女高原近くの金峰山荘キャンプ場
気温4℃
鏡筒 BKP130(D130mm/FL650/F5)
コマコレ クローズアップレンズAC4(合成FL533mm/F4.1)
赤道儀 AdvancedVX
ガイド D60mm/FL240mm/F4 QHY5L-2C ステラショット1.5g
カメラ CanonEOS Kiss X7i (クリア改造)
フィルター HEUIB-2
iso3200×120s×6枚(うち、まともなのは3枚)を
ステライメージでコンポジット、フラット補正
PhotoshopCC,LightroomCCでゴニョゴニョ。

バラ星雲は、淡い星雲なので、強調すると星が飽和して白くなって星の色を出すのが難しいです。

※PhotoshopCCを最新版にアップグレードしたらNik Collectionが使えなくなって焦りました。結局、Nik Collectionを再導入して解決。
また、最新版ではLightroomCCからPhotoshopCCを起動すると、画像は表示されるものの、PhotoshopCCで編集ができない(メニューが灰色になって選択できない)状態になって、連携がうまくできなくなってしまった。。。
私のPCだけでしょうか。。。




(フィルタ対決)馬頭星雲HEUIB-2 x LPR-N

乙女高原星空観望会の続きです。

実は、最近HEUIB-2フィルターが
値下がりしたので、
指がピクピクしてたんです。。。

理性は今HEUIB-2が必要か?
と言ってましたが。。。
気がついたら指が勝手に
ポチッとしておりました。(´-`)

で、せっかく届いたので
HEUIB-2の実力を検証すべく
赤い星雲を狙って
乙女高原に出撃となりました。

現地に着くと、
SCWでは夜半過ぎから快晴
の予報にもかかわらず、
乙女高原は雲がもくもく。。。

雲間に見え隠れする
オリオン座を辛抱強く狙って、
やっと何ショットか撮れました。

まず、今回HEUIB-2(48mm)で
撮影した馬頭星雲

2インチスリーブに取り付ける
48mmフィルターは
ゴーストが出ませんね。
ただ、
AC4クローズアップレンズで
作ったコマコレと天体改造で
換装されたクリアフィルターの
ゴーストらしきものが
僅かに見えます。

2018/11/11(日) 1:30頃
撮影地 乙女高原近くの金峰山荘キャンプ場
気温4℃
鏡筒 BKP130(D130mm/FL650/F5)
コマコレ(クローズアップレンズAC4)
合成FL533mm/F4.1
カメラ Canon EOS Kiss X7i
(クリアフィルター改造)
フィルター HEUIB-2(48mm)
赤道儀 AdvancedVX
ガイド鏡 D60mm/FL240mm/F4
ガイドカメラ QHY5L-2C
ステラショット1.5g
iso3200×120s×6枚を
ステライメージ7で
コンポジット、フラット補正
ゴニョゴニョ


次に去年LPR-N(キャノンEOS用)で撮った
馬頭星雲

カメラに内蔵するタイプのフィルターは
明るい星があると盛大にゴーストが
出ています。
カメラレンズならゴーストは
目立たないのですが。。。

2017/11/25 0:30頃
撮影地 乙女高原近くの金峰山荘キャンプ場
気温4℃
鏡筒 BKP130(D130mm/FL650/F5)
コマコレ(クローズアップレンズAC4)
合成FL533mm/F4.1
カメラ Canon EOS Kiss X7i
(クリアフィルター改造)
フィルター LPR-N(キャノンEOS用)
赤道儀 AdvancedVX
ガイド鏡 D60mm/FL240mm/F4
ガイドカメラ QHY5L-2C
ステラショット1.5c
iso3200×240s×6枚を
ステライメージ7でコンポジット
(フラット補正なし)
ゴニョゴニョ


LPR-Nは光害カットフィルターなので
色々とカットしている関係で
HEUIB-2の倍くらいの露出時間が必要です。

HEUIB-2は、
撮って出しのオリジナルの発色もいいし、
カラーバランスはHEUIB-2のほうが
整っているので
HEUIB-2のほうが後処理が楽です♪

ということで、
LPR-NのEOS用は、カメラレンズ用。
直焦点はHEUIB-2(48mm)ということで
決まりかも。

追伸

今回の観望会は、
写真撮影には厳しい天気でしたが、
乙女高原星空観望会の40cm主砲
(会長のドブです)で
色々と見せていただきました。


眼視もいいもんです。
写真のように綺麗な
色付きではないですが、、、
眼視のオリオン大星雲は圧巻でした。

馬頭星雲が微かに見えると誘われて、
覗いてみましたが、
私の乱視では、
わかりませんでした。(トホホ)

改めてカメラの感度の凄さを実感します。

ちなみにこちらは、
馬頭星雲を撮った機材です。

例によって、
100均の黒のフェルト布や腹巻を巻いて、
フードは100均のゴミ箱を
ちょん切って作りました。
ゴミ箱の底の部分は、
主鏡の迷光防止のフタとして、
はめ込んで100均の帽子を被せています。
これで、結露知らずです♪

もはやBKP130だとは分からないですね(笑)



(M42)第88回乙女高原星空観望会

11/10の乙女高原星空観望会。。。
今回も曇りのスタートとなりました。

星が見えてきたのは、22:00頃から。
雲間に見える星を探しながらの撮影ということで、
落ち着いて、撮影なんてできません。

あっオリオン座が見える。。。
鏡筒を向けて、撮影開始。
あれ? ガイド星ロスト。。。

あっ今度は、スバルが見える。。。
鏡筒を向けて、撮影開始。
あれ? ガイド星ロスト。。。

って感じで、落ち着いて撮影もできません。。


で、なんとか、撮れた今シーズン初のM42です。

2018/11/11 0:30頃
乙女高原近くの金峰山荘キャンプ場
気温4℃
鏡筒 BKP130(D130mm/FL650mm/F5)
コマコレ 自作AC4(合成FL533mm/F4.2)
赤道儀 AdvancedVX
ガイド D60mm/FL240mm/F4 QHY5L-ⅱC
ステラショット1.5g
カメラ Canon EOS Kiss X7i (クリアフィルター改造)
フィルター HEUIB-ⅱ(48mm)
iso3200×120s×8枚 加算平均コンポジット
iso3200×10s×8枚 加算平均コンポジット
iso3200×5s×8枚 加算平均コンポジット
を加重平均コンポジット




(秋雨前線停滞中。。。)

スカッと晴れてくれない夜が続いています。。。
今年の秋雨前線は、例年より居座っているような気がしますが、どうなんでしょうか。
早くスカッと秋空になってほしい。

満月期に僅かばかりの晴れでは、月もまともに見れません

こんやも、雲が。


これはこれで、絵になるかも



おっと、晴れてきました。火星もみえます。



急いで撮影準備


とりあえず、撮影できました。
中秋の名月には、少し早いですが、9/24は天気が悪い予報なので
これでお月見です。

鏡筒 遊星號(D50mm/FL800/F16)
カメラ ニコンD5200
中心部をクリッピング
Photoshopで現像、その他ゴニョゴニョ。