ペルペル北斗七星

早い!安い!まずい天体写真を目指して修行中。

夜露対策、ニクロム線ヒーター自作

夜露対策として、
ニクロム線を使ったヒーターを作成しました。だいぶ前ですが。。。

用意したもの


<<ヒーター>>
ニクロム線(ELPAニクロム線 300W PE-53NH)  (ヨドバシで。。。)
・熱収縮チューブ10mmと8mm (ヨドバシで)
・圧着スリーブ (アマゾン)
ギボシ端子 (ヨドバシ)

<<USB充電ケーブル>>
・ケーブル取付用USBコネクタ(Aタイプ オス) (秋月通商)
・スピーカーコード (ヨドバシ)

<<5V電源>>
シガーライター3連ソケット (アマゾン)
・Aukey 4.8A/24W カーチャージャー 車載充電器 超小型USB2ポートタイプ (ブラック) CC-S1  (アマゾン)

<<その他>>
リストバンド  (ダイソー)

<<道具>>
テスター
電工ペンチ
ビニールテープ

USB電源で使用するヒーターです。
USBモバイルバッテリーや12Vシガーライターソケットに差し込んだUSBチャージャーに接続して使います。

1.ヒーターの作成



1.1 コイル状のニクロム線を5V4Wに
     なるように6Ω程度の長さで切断します。
     4Wは長く触っていると低温火傷する
     くらいの熱さです。
      鏡筒用なので4Wにしましたが、
      カメラレンズなら2~3W程度でも
      大丈夫かも。

1.2 切断したニクロム線を引き伸ばします。       
      長さは巻き付ける鏡筒やカメラレンズ
      の周囲の長さ程度。

1.3 収縮チューブを同じ長さに切ります。

1.4 切断した収縮チューブに先ほどの
     ニクロム線を通して、
     ライターで炙ります。
     そうするとチューブが縮んで、
     ニクロム線を固定しショートを
     防止します。
     コイル状のニクロム線を収縮チューブに
     通すのが一苦労です。
     直径10mmの収縮チューブでも大変。

     ※収縮チューブは、
        絶縁とニクロム線による焦げ付き
        防止の目的で使っています。

1.5 ニクロム線とスピーカーコードを
      圧着スリーブで接続します。

ニクロム線は半田付け出来ないので、
圧着スリーブを使って繋げます。

1.6 接続部に収縮チューブを通して
      ライターで炙り、固定かつ絶縁します。
1.7 スピーカーコードの反対側には、
      ギボシ端子を取り付け、電工ペンチで
      かしめます。

2.USB-Aケーブルの作成


2.1 USB-Aコネクタにスピーカーコードを
      ハンダ付けします。
      ピン1はプラスを接続、
      2-3をショート、
      4にマイナスを接続。

2.2 電工ペンチでコネクタとスピーカー
      コードをかしめます。

2.3 コネクタの接続部分に
       ビニールテープを巻きます。
       ※これでテーピングしたところが
          コネクタを絶縁しコネクタの
          滑り留めの役目も果たします。

2.4 スピーカーコードの反対側の端には、
       ギボシ端子を付けます。

3.使用方法


3.1  「1.」で作成した電熱線を鏡筒や
         カメラレンズに巻き付けます。


3.2  リストバンドなどを上から被せて、
        電熱線を固定します。

3.3 「2.」で作成したUSB-Aケーブルの
       ギボシ端子と電熱線のギボシ端子
       接続します。
       必要に応じて延長ケーブルを間に
       繋ぎます。

3.4  USB-Aコネクタをカーチャージャーに
       差込ます。
3.5 カーチャージャーをシガーライター
      ソケットに差込ます。
      USBのモバイルバッテリーでもOK。