ペルペル北斗七星

早い!安い!まずい天体写真を目指して修行中。

ステラショットで星野写真

今まで何度か、、カメラレンズでのステラショット撮影(導入補正)に失敗していましたが、
ようやく、成功しました。


ステラショットは、望遠鏡での直焦点撮影のイメージがありましたが、
カメラレンズでの撮影でも、OKでした。
当然か。。。

カメラレンズによるステラショットの自動導入と導入補正を使うには、

カメラを望遠鏡と同じ向きにに固定します。
望遠鏡がなくても、ある時と同じむきにすれば良い。

自動導入の仕組みがわかっていれば当然のことですが、
今までの習慣で、自由雲台で画角を決めていたのが失敗原因。

手順はこんな感じ。。。

赤道儀(AdvancedVX)の極軸をあわせます。

・アルカスイスクイックリリースをアリガタに取り付けて赤道儀に載せます。
取り付け角度は0°または90°。

・そしてカメラを取り付けてバランス調整。


赤道儀の電源ON

赤道儀のハンドコントローラで、
カメラの向きにあわせてAdvancedVXの鏡筒設定を標準、西向き、東向きのいずれかに設定

赤道儀のハンドコントローラで
クイックアライメント(=アライメントしない) 。

※カメラのみだと、
ツースターアライメントはかなりつらい。。。のでやりません。

※望遠鏡を載せているときも、
ツースターアライメントは面倒なのでやりません。

アライメントでファインダー覗いたり、アイピースで覗く必要もなし。
なので、ファインダーは不要♪

・その後は、ステラショットで自動導入→カメラで撮影→導入補正

以上で、赤道儀のアライメントは終了♪

 ※星の名前を知らなくても簡単にアライメントできます。ステラショット恐るべし。



問題は
自由雲台で構図を決めるのではなく
赤道儀で構図を決めるため、
画角が固定されてしまうこと。

そこでこんなグッズを調達。

たった557円の中華プレートですが、
強度は充分。
届くのに2-3週間掛かるのは我慢。

これにカメラを取り付け、画角を90°変えます。



ステラショットは
星図上にレンズの焦点距離に合わせた枠が表示されて、

導入補正時に画角も合わせてくれるので、
PC画面を見ながら構図を決められます。

※これまでの星野写真の撮影は。。。

・撮影後、カメラの小さな液晶で構図を確認
・自由雲台で向きを調整

を繰り返していたので、

構図が決まるまで、結構な時間がかかっていましたが、
これからは、構図はPC上で決めて自動導入し、すぐ撮影に入れます。

これは、ステラショットでの冬の大三角の構図(f24mm)


オリオン座とおうし座(f24mm)


オリオン大星雲(M42) (SE150N+AC4 f616mm)


ちなみに、
ケンコーミラーレンズ用の電動フォーカサーの最終形は、こんな感じになりました。

これで、車の中で全て操作できます。♪


上のスイッチボックスに入っているのは、
電池ボックスと、トグルSW(逆転可能)、

これで、ピントの粗動から微動まで調整します。

電源SWも兼ねています。
時計の反対回しにひねるとカチッと言う音とともに電源がOFFになります。


プーリー側には、
下地に滑り止めのタコ糸を巻きつけ、その上にタコ糸のベルトを巻きつけています。

一方レンズ側は
Tリングにタイ糸ベルト巻きつけ、自在結びで締め上げます。

すべりが完全にとまりました。

これで、週末の出撃体制が整いました。♪

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