ペルペル北斗七星

早い!安い!まずい天体写真を目指して修行中。

天体撮影可能なアクロマート鏡筒

アクロマート屈折望遠鏡は、青ハロで写真撮影に不向きと言われますが
F値が大きなアクロマート鏡筒は、アポクロマート鏡筒なみの色収差
抑えることができます。

具体的には、
0.24D<F (Dは口径mm、Fは焦点距離÷口径)
であればOKらしいです。
※出展は忘れましたが、同じF値でも口径が大きくなれば、色収差も目立つので
 上記の式のような感じらしいです。

ならば、どんなアクロマート鏡筒なら、色収差アポクロマート並みに少ないか。
鏡筒の口径から見た、F値焦点距離
以下の表の通り。 計算式は F>√(0.24f)、 f>(0.24×D×D)

※上記の表から口径120mmの場合、F28.8、焦点距離にして3,456mmもの長大な望遠鏡にする必要が
 あることが分かります。したがって、口径60mm程度までが実用的な範囲となります。


次に、鏡筒の焦点距離に対して、口径をどこまで絞れば、アポクロマート並みにすることができるか
以下の表の通り。 計算式は D<√(f÷0.24)

※例えばケンコーのSE120(f=600mm)は、口径を50mmまで絞れば、
 写真撮影に耐えられる色収差に収まることになります。

上記の結果から、小口径アクロマート鏡筒でも、高感度カメラがあれば
、十分撮影に耐えうるのでは。。。と思います。

特に、200mmクラスの短焦点は、現状でも口径を絞ったアクロマートでいいのかも。

今度、実際に試してみたい♪

アクロマートで撮った天体写真シリーズ


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