ペルペル北斗七星

早い!安い!まずい天体写真を目指して修行中。

オートガイドPCの電源対策(12v、5v対応)

オートガイド用のPC電源を
12Vバッテリー、またはUSB5Vモバイルバッテリーから
供給する改造です。

PHD2でのオートガイドは、タブレットPC(ASUS-H100TA(Win8.1-CPUz3795))で十分でしたが
ステラショットは、Core-i 搭載PCでないと厳しいです。

ノートPC電源を外部バッテリーから取るためにACアダプタを改造します。
これで天体観測時のPCの電源問題を解決します。

PCはASUSのX202E とUX303Uです。
ACアダプタはともに19Vで互換性があります。そのうち一つのACアダプタを改造します。

<<用意したもの>>
・昇圧 型 可変 DC-DC コンバーター基板 電圧計 付き 100W (赤色/レッド) 
・シガープラグ
・USB-A端子
・スピーカーコード
・タッパーケース 
・PCのACアダプタ

<<改造>>というほどでもないけど。。。

1.ACアダプタの改造
 1.1 ASUS X202E のACアダプタのコードを適当な長さで切断します。
 1.2 PC側DCジャックのプラスにメス、マイナスにオスのギボシ端子を付けます。
 1.3 ACアダプタ側プラスにオス、マイナスにメスのギボシ端子を付けます。

2.USB-Aケーブルの作成
 USB-Aケーブルの1番側の線にオス、4番側の線にメスのギボシ端子を付けます。
 2-3はショートさせます。※ショートさせないと充電できないかも。。。

3.DC-DC昇圧ユニットの組立
 昇圧コンバータの入力側にシガープラグを取り付けます。
 出力側のプラスにメス、マイナスにオスのギボシ端子を付けます。
 適当なケースに入れます。


4.電圧調整

「3.」で組立たDC-DC昇圧ユニットのシガープラグを12Vバッテリーのシガーソケットにつなぎます。
基盤のボタンを押して出力電圧を基盤のLEDに表示させます。
表示はボタンを押す度に入力、出力、交互表示に切り替わります。
19Vになるように、基盤のボリュームをマイナスドライバーで回します。

<<使い方>>説明不要と思います。

5.使い方

 5.1 バッテリー(12V)からPCに充電する場合

 「1.2」で改造したPC用のプラグを「2.」のDC-DC昇圧ユニットにつなぎます。



 5.2AC電源からPCに充電する場合

「1.2」で改造したPC用のプラグを「1.3」で改造したACアダプタに接続します。

 5.3 モバイルバッテリー(5V)から充電する場合

緊急時は、「2.」で作成した、USB-Aケーブルでモバイルバッテリーから充電します。
問題は、電流の確保です。
PC側は、一定量の電流が無いと充電を開始しないので20Wでは5Aの電流を確保する必要があります。
最低でも2A対応のモバイルバッテリーを2つ並列接続する必要があります。
ちなみに1個では、充電できませんでした。
並列2個では、出力は設定の19Vに届かず17Vに低下しますがかろうじて充電。
並列3個では、出力は19VでOK。電流は合計5A。
USBコネクタが結構熱くなるので、少し躊躇します。
通常は12Vバッテリーから供給するほうがよいかも。。。
※モバイルバッテリーによっては過電流で安全装置が働いて、充電できないかも。。。