ペルペル北斗七星

早い!安い!まずい天体写真を目指して修行中。

SE150nコマコレクターの作成

SE150nコマコレクターの作成

市販のコマコレクターを取り付けできないSE150nのコマコレクターを自作します。
F5反射望遠鏡用です。

F4のBKP200でも試しましたがBKP200ではコマが残ります。






ネットで検索するとコマコレクター自作の情報があちこちに掲載されています。

本家?銀河☆(Galaxy star)さんのHP

カニの星空さんのブログ

などのネットの情報を参考させていただきました。ありがとうございます。
Tリングとケンコーのクローズアップ でコマコレクターを作成します。
ただし、キャノンEOS限定です。

<<用意するもの>>
CANON EOS用Tマウントアダプタ(Tリング)

ケンコー

ケンコークローズアップレンズ(AC4)

<<工具類>>
カニ目レンチ
金属用ヤスリ
万力あれば、なおよし
軍手

Tマウントアダプタは、ケンコーとビクセン製が販売されています。

<<ケンコー・Tマウントアダプタ(EOS用)>>
カメラ接続部に若干遊びがある。
遊びは、実用上差し支えない
Tマウントアダプタにクローズアップレンズを組み込んで、固定するリングは、クローズアップレンズの押さえリングを流用可能。

<<ビクセン・Tマウントアダプタ(EOS用)>>
カメラ接続部の遊びは、ほとんどない。
Tマウントアダプタにクローズアップレンズを組み込んで、固定するリングは、クローズアップレンズの押さえリングの径が僅かに大きいため、少しカットする必要がある。

組み立て

(1) レンズ分解
ケンコークローズアップレンズからレンズを取り出す。
カニ目レンチなどで、押さえリングを回し取り出す。
固くて回らない時は、鉄ヤスリなどで、レンズセルを切断する。
私の購入したものは、1本は、カニ目レンチで取り外しできましたが。もう1本はビクともしないので、細身の金属用ヤスリでセルを切断しました。




(2) Tマウントアダプタにレンズ装着
取り外したレンズをTマウントアダプタのカメラ側にはめ込んで、(1)で取り外した押さえリングで固定します。
レンズの向きは、凸側を望遠鏡側に向けます。平らな面はカメラ側。逆にするとコマが増幅されます。
レンズの直径が僅かにTリングより小さくレンズがガタガタするので隙間に黒い紙などを入れて、ガタつかないようにします。
ケンコーのTリングの場合、クローズアップレンズのリングをそのままレンズ押さえリングとして使います。

ビクセンのTリングの場合、クローズアップレンズのリングを2-3mm
切断して、レンズ押さえとします。

切断してもリング自体がバネのように硬いので、問題なく、使えます。
このコマコレクターを取り付けると、SE150nの焦点距離が750mm→616mmになるそうです。

Tリングのイモネジは、六角レンチ締め付けできるように、M2.5x10mm 0.45mmピッチ ボルト (六角キャップヘッドネジ)に変更しています。

ニコンFマウントは、マウント径が44mmと小さくレンズを装着できないので不可。※キャノンEFマウントは54mm
試しにスコープテックの40mmのアクロマートレンズで試してみましたが、1-2mmほどレンズの径が大きく、装着できませんでした。