ペルペル北斗七星

早い!安い!まずい天体写真を目指して修行中。

検証!><!電動フォーカサー(ミラーレンズ用)

満月の夜ですが、天気がいいので、先日、ケンコーミラーレンズ(F6.3 500mm)用に作成した電動フォーカサーの検証を行います。

下は、ステラショットのライブビューを見ながら、電動フォーカサーでピントを追い込んで撮影したもの。
部屋の中から全てリモートでヌクヌクと。。。♪

ケンコーミラーレンズ (F6.3 500mm) iso400、1/1000s をトリミング
手元のスイッチでステラショットのプレビュー画面を見ながらピントを追い込むことが出来るのは便利。
ただ、いまいちシャープにならない。(これが限界か。。。)
※気流の関係か、ライブビューで月がゆらゆら揺れています。

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検証結果ですが。。。

○電動フォーカサー
△ミラーレンズの星像
という、微妙ーな結果に、、

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■電動フォーカサー
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電動フォーカサーは、問題なく微動できることを確認。
手動より、細やかな微動ができました。

ただし、ギアボックスのバックラッシュが大きく、1 RPM位の回転速度では、時間にして20秒程度の遊びがあります。
基本、ピント合わせは、無限→近接方向(つまり上)に動かすとして、オーバーしたときは30秒ほど戻して、さらに反転して20秒ほど進めてから、微調整に入る必要があります。(この感覚を体得するまで、時間がかかりました。汗)

ステラショットで確認しながら、手元でピントを合わせられるので、楽チン♪です。

レンズは、ニクロム線で巻いて、ネックウォーマーで保温しています。
理由は、このあと。




















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■ミラーレンズ
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このミラーレンズですが、星像が歪んで鑑賞に堪えられません!?
M44 (23:41 iso12800/5s )


中心部をトリミング 。
ピントを調整すると、ドーナツ→横長→十字→縦長→ドーナツ と変化していきます。
たぶん、十字のときがジャスピンだと思うのですが。

どこかのサイトで見た覚えがあるのですが、20℃前後で鏡面が調整されているので低温では星像が歪むといった特性があるようです。上の写真のときのレンズ温度は推定0℃。

撮影開始直後のレンズがそんなに冷えていない時間帯の写真がこちら
M44 (21:59 iso12800/5s )


中心部をトリミング。星像はSE150n並で微光星で4ピクセルほど。意外とシャープ?

それでも、微妙です。(たぶん、20℃より冷えていると思います)。

で、20℃に保温する仕掛けを考えないといけません。

500mmで色収差のないレンズなので、何とか活用したい。
ミラーレンズの性能を100% 引き出す挑戦が続きます。



続く。。。